日本史
2018年3月、寮の近くにあった寺院をぶらりと訪れてみると、出迎えてくれたのは満開の桜。まだ少し寒い風が吹く中で、私はポケットのウォークマンから桜の季節らしい曲を探しました。いくつか目に止まった中で、一番しっくりきたのは「幽雅に咲かせ墨染…
いつもの本屋である漫画が目につきました。タイトルは「煙と蜜」。 表紙に描かれた男女は、(と言っても女というより女の子という方が正しいのですが)その服装で作品が大正時代モノであることを強烈に主張しています。 歴史をテーマにブログを書いている者…
前回の記事では、西行の出家について触れました。 彼の出家の原因の一つには、待賢門院との恋愛がありました。西行は出家した後も、待賢門院のことを気遣ってか、なかなか京都を離れることはできなかったのです。 ですが、1145年に彼女が世を去ったのち…
願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃 この通り和歌を読み、東方妖々夢の西行妖誕生のきっかけを作った西行法師、 今回は京都は嵯峨野線の花園にある法金剛院から、彼の若かりし頃にスポットを当てていきましょう。 西行の俗名は佐藤義清、代々…
妖々夢は虚実入り乱れてるからこそ面白い 願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃 ある有名な歌聖はかく詠み、その通りに自身の生涯を終えました。 その見事な死に様に人々は大いに感動し、中には同じ桜の下で死ぬ者まで出る始末。 そんなことが…
先の記事では、凛世のコミュと万葉集の解説を行いました。今回は、万葉集を代表する歌人、柿本人麿の和歌について触れていきます。 万葉の時代から現代に至るまで、和歌の中で評価の高い人麿ですが、凛世のコミュにおいても彼の和歌は非常に重要な場面で登場…
凛世のコミュを考察するために、百人一首や万葉集に手を出してみるのは非常に良い試みだと思います。凛世のコミュだけでなく、和歌の歴史に触れることは、非常に奥深く、面白いことですから。すでにお手元に歌集があるなら、それをぜひ読み進めていただきた…
シャニマス のプロデュースに慣れ、メモ帳がなくても朝コミュでパーフェクトの選択肢を覚えてしまった。そんなプロデューサーは私だけではないはずです。ですが、パーフェクトの選択肢以外も、実はなかなかに味わい深い。 今回は、凛世の朝コミュ②であえてノ…
本当に欲しいものって、何? 限定恋鐘のコミュといえばTRUEコミュの「愛してる」。このセリフで血糖値が爆上がりしたPは私だけではないはずです。 ですが、この「月の浜辺で待っとって」には、それ以外にも魅力が詰まっています。キーワードは「本当に欲しい…
微熱風鈴の「みをつくし」はただエモいだけか? 夕暮れの海岸線で、少女は意中の人と二人きり。沈む夕日があまりに美しかったからか、今なら勇気を出して自分の想いを告げられると思いました。でも、彼女にはできませんでした。 杜野凛世のコミュの中でも、…