読書
個人が複数個のアカウントを持ち、フェイクニュースが蔓延る現代。真実と虚偽の境界がどんどん曖昧になっているような錯覚に包まれる。大変な時代なんです、と2000年以上昔を生きた荘子に相談したら、一笑に付されそうです。彼は、自分の人生は蝶の見て…
2018年3月、寮の近くにあった寺院をぶらりと訪れてみると、出迎えてくれたのは満開の桜。まだ少し寒い風が吹く中で、私はポケットのウォークマンから桜の季節らしい曲を探しました。いくつか目に止まった中で、一番しっくりきたのは「幽雅に咲かせ墨染…
いつもの本屋である漫画が目につきました。タイトルは「煙と蜜」。 表紙に描かれた男女は、(と言っても女というより女の子という方が正しいのですが)その服装で作品が大正時代モノであることを強烈に主張しています。 歴史をテーマにブログを書いている者…
妖々夢は虚実入り乱れてるからこそ面白い 願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃 ある有名な歌聖はかく詠み、その通りに自身の生涯を終えました。 その見事な死に様に人々は大いに感動し、中には同じ桜の下で死ぬ者まで出る始末。 そんなことが…
凛世のコミュを考察するために、百人一首や万葉集に手を出してみるのは非常に良い試みだと思います。凛世のコミュだけでなく、和歌の歴史に触れることは、非常に奥深く、面白いことですから。すでにお手元に歌集があるなら、それをぜひ読み進めていただきた…
本当に欲しいものって、何? 限定恋鐘のコミュといえばTRUEコミュの「愛してる」。このセリフで血糖値が爆上がりしたPは私だけではないはずです。 ですが、この「月の浜辺で待っとって」には、それ以外にも魅力が詰まっています。キーワードは「本当に欲しい…