考察
嘆けとて月やはものをおもはするかこちがおなるわが涙かな 900年前の和歌にもあるように、人はいつの時代も月を見て涙を流していたようです ところで、283プロの白瀬咲耶もしばしば月と一緒に描かれています 咲耶はGRAD編でかつてのファンから「昔の咲耶に戻…
個人が複数個のアカウントを持ち、フェイクニュースが蔓延る現代。真実と虚偽の境界がどんどん曖昧になっているような錯覚に包まれる。大変な時代なんです、と2000年以上昔を生きた荘子に相談したら、一笑に付されそうです。彼は、自分の人生は蝶の見て…
2018年3月、寮の近くにあった寺院をぶらりと訪れてみると、出迎えてくれたのは満開の桜。まだ少し寒い風が吹く中で、私はポケットのウォークマンから桜の季節らしい曲を探しました。いくつか目に止まった中で、一番しっくりきたのは「幽雅に咲かせ墨染…
いつもの本屋である漫画が目につきました。タイトルは「煙と蜜」。 表紙に描かれた男女は、(と言っても女というより女の子という方が正しいのですが)その服装で作品が大正時代モノであることを強烈に主張しています。 歴史をテーマにブログを書いている者…
凛世のGRAD編はわかった様で分かりにくい 海岸線にて、心が「痛い」少女は、プロデューサーの声によって「あ」を獲得し、「会いたい」と言える様になる。これは凛世GRAD編のハイライト。凛世が演じる「あ」のない少女からの繋げ方が秀逸で、感動的なのは間違…
妖々夢は虚実入り乱れてるからこそ面白い 願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月の頃 ある有名な歌聖はかく詠み、その通りに自身の生涯を終えました。 その見事な死に様に人々は大いに感動し、中には同じ桜の下で死ぬ者まで出る始末。 そんなことが…
凛世のコミュを考察するために、百人一首や万葉集に手を出してみるのは非常に良い試みだと思います。凛世のコミュだけでなく、和歌の歴史に触れることは、非常に奥深く、面白いことですから。すでにお手元に歌集があるなら、それをぜひ読み進めていただきた…
シャニマス のプロデュースに慣れ、メモ帳がなくても朝コミュでパーフェクトの選択肢を覚えてしまった。そんなプロデューサーは私だけではないはずです。ですが、パーフェクトの選択肢以外も、実はなかなかに味わい深い。 今回は、凛世の朝コミュ②であえてノ…
恋は何色? 杜野凛世のカードの中で、いや、シャニマスの中で最も人気のある「水色感情」(ファミ通5月号調べ)。そのコミュにはある楽曲が大きく関わっています。今回は、この楽曲をキーに、凛世のコミュについて掘り下げてみましょう。 ・楽曲「恋は水色」…
本当に欲しいものって、何? 限定恋鐘のコミュといえばTRUEコミュの「愛してる」。このセリフで血糖値が爆上がりしたPは私だけではないはずです。 ですが、この「月の浜辺で待っとって」には、それ以外にも魅力が詰まっています。キーワードは「本当に欲しい…
兵庫県立美術館のゴッホ展に参加しました。この日はゴッホの絵に似つかわしくない雨の日だったため、カメラは留守番。モダンな兵庫県立美術館の外観写真は撮っていません。 ゴッホについては大学で講義を受け、ヨーロッパで実物も見てきましたが、例の印象派…
微熱風鈴の「みをつくし」はただエモいだけか? 夕暮れの海岸線で、少女は意中の人と二人きり。沈む夕日があまりに美しかったからか、今なら勇気を出して自分の想いを告げられると思いました。でも、彼女にはできませんでした。 杜野凛世のコミュの中でも、…